- 2024年10月21日News 高校1年生に地熱バイナリー発電事業の紹介
- 2024年06月15日News BLDグループは創業26周年を迎えました
- 2024年01月18日News 南立石のプロジェクトがグリーンローンの地熱1号案件に
- 2023年11月29日News BLDの地熱発電設備を日本鉄鋼協会メンバーが視察
- 2023年10月04日News 新たな地熱発電所、別府南立石Power Stationが商業運転を開始
- 2023年08月18日News BLDが源泉も保有する地熱発電所が試験操業を開始
高校1年生に地熱バイナリー発電事業の紹介
大分県立別府鶴見丘高校の1年生を対象にした「12分野講演会」は地元で行われている12の仕事から、生徒たちの好きな分野を選んで自ら深掘りするユニークな学びの時間。
10月15日には、南立石Power Stationを題材に、地熱発電の事業内容や事業を通した地域への貢献、また地域が抱える課題などについてレクチャーがおこなわれました。
12月には発電所の現場で実際の設備を見ながら、技術者たちの働きなどについて具体的に学んだ後、来年1月28日には生徒たちによる発表会が予定されています。
▲BLDの企業情報や地熱発電事業の説明に耳を傾ける生徒たち
温泉への影響を気に掛ける生徒たちも、SGDsなど環境問題への意識が強く、観光、環境、エネルギーがいかに共存して行くかを考える時間になったようです。
BLDグループは創業26周年を迎えました
BLDグループは、2024年6月15日で創業26周年を迎えました。
これもひとえに、お客様やお取引先の皆さまからのあたたかいご支援の賜物であり、社員一同心より感謝申し上げます。
今後とも、地域の皆様から支持され必要とされる会社として、より一層努力して参りますので、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
⇒ BLDグループホールディングス
南立石のプロジェクトがグリーンローンの地熱1号案件に
事業の透明性と明確な環境改善効果があると認められたプロジェクトに対し、
有利な条件で資金面のサポートをおこなうグリーンローンは、
環境課題の解決を目指す資金調達方法として、国内外でその取り組みが広がっています。
このたび、全国47都道府県に拠点を持つ商工組合中央金庫の特定事業融資で
別府南立石Power Stationを含むBLDのプロジェクトがグリーンローンの地熱発電第1号案件となりました。
世界有数の地熱資源を有する日本では、ベースロード電源としての地熱への期待は高いものの
厳しい環境規制のほか、さまざまなリスクにより開発は思うように進んでいないのが現状です。
エネルギー地産地消化の切り札ともされる300kW未満の小規模な発電設備でも、商業的な成功事例はごくわずか。
開発や稼働の実情すら明らかになっておらず、そのために知見が集約されていないのも参画への大きな障害となっています。
別府南立石P.S.もスタート時からいくつものハードルを超えながら、完成までおよそ6年。
昨年8月の試運転開始から発電量が計画を20%以上も上回るなど順調に稼働を続けています。
これまで殆ど実績がなく、稼働した地熱発電ではおそらく初めてと言われる今回のグリーンローンの取り組みは、
日本の地熱発電の未来に大きな可能性を開くものとも言えます。
BLDの地熱発電設備を日本鉄鋼協会メンバーが視察
運転開始から3ヶ月を過ぎ、順調に発電を続けるBLD地熱発電所 別府南立石Power Station
11月には日本鉄鋼協会・設備技術部会のメンバーの方々が視察されました。
国内の産業では最も多くのCO2(二酸化炭素)を排出していると言われる鉄鋼業界でも
脱炭素化に向けた取り組みや技術の開発が進められています。
今回の視察も、カーボンニュートラルに向けて導入拡大が期待される中小規模の地熱発電に対する見識の拡大が目的です。
熱心に視察されるメンバーの方々からは、地熱発電の開発・導入状況や設備技術・設備保全に関する質問のほか、
鐵工所での未利用熱の有効活用についてや、地熱発電特有の利点、課題などに関する質問が寄せられました。
地球温暖化のこれ以上の進行を阻止するためには、二酸化炭素の排出量削減が必須です。
BLDグループでは、そうした世界的、社会的な要請から、CO2の排出量が少ない地熱発電の開発、導入を進めることが
持続可能な社会の実現に繋がることを期待しています。
鉄鋼業界では石炭に代えて水素を使う製鉄技術の開発を進めるいっぽう、
CO2を回収、貯留する技術(CCS)や、貯留したCO2をさらに利用する技術(CCUS)などを駆使して
CO2の排出を実質ゼロとした「グリーンスチール」の販売なども始まっています。
今回の視察には、製鉄所などでまだまだ未利用となっている熱源の活用や、再エネという専門外の分野の見識を広げることで
鉄鋼業界での新たな可能性を追求するという意味合いもあるのかもしれません。
(レポート協力:株式会社インテレクト GPSSエンジニアリング株式会社)
CCS=Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素の回収と貯蔵)
CCUS=Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage(二酸化炭素の回収、利用、貯蔵)
新たな地熱発電所、別府南立石Power Stationが商業運転を開始
BLDグループとしては初となる源泉から発電・給水・排湯設備まですべて自社保有の地熱発電所が10月2日から新FIT法にもとづく商業運転を開始しました。
8月1日から始まった完成後のテスト運転では、河川から引き込む冷却水の不純物除去や温泉特有のスケール対策、凝縮水蒸気(ガス)の処理など、効率的な運転に向けた課題も次々と明らになり、対策を講じながらの売電スタートとなりました。
BLDが源泉も保有する地熱発電所が試験操業を開始
本格的な商業運転に向けて調整を行なっていた【BLD地熱発電所 別府南立石Power Station 】が
このほど10日間のテスト運転を無事終了し試験操業へと移行。発電した電力は系統を通じて昼夜の別なく利用者に届けられています。
5月に始まり2ヶ月間延長された調整作業では、制御システムや排気塔の改修に加え、追加の防音対策などが実施されました。
その結果、テスト運転から現在まで、発電設備は想定を上回るペースで安定した発電を続けています。
蒸気量、圧力なども十分な余裕が保たれており、9月にも予定されるFIT開始までの間は、
源泉や各種設備の状況を観察しながら、より効率的、安定的な発電に向けた調整、対策が続きます。